甦りの建築 revival

背景画像
背景画像

甦りの建築、持続可能な世界へ 既存建物に新しい価値を与える有効活用の提案

甦りの建築とは

甦りの建築とは、コンバージョン(転用)、リノベーション(改善・改修)、耐震補強を超えた、今の時代にふさわしい新たな建築価値の再生を図ろうとするものです。したがって、単なるリニューアル(改修)や、大規模改修や増改築とも、意味が異なります。当協会の特別委員会である。「甦りの建築研究会」はこうした考え方をもとにした調査研究および具体的な提唱をしています。確かな技術と豊富な経験をもつ埼玉建築設計監理協会がコンサルティング再生までのすべてのステップで研究・提案いたします。

画像:甦りの建築とは

基本理念

  • 蓄積された社会資本を再生・再利用
  • 新しい価値と可能性の検討・創造
  • 建物の建つ地域特性への配慮等

今や環境と省資源化の問題は、地球規模で最大、最優先の課題になっています。建築の分野では、既存施設を有効利用する手法を開発することが、最大の課題です。
既存建物を効果的に再生するためには、利用者、地域住民、行政、有識者等の参加が不可欠であるとともに、全体をコンサルタントし、まとめあげる設計者が必要です。

画像:基本理念

甦りの建築の具体的手法

  • 既存建築物の調査(劣化調査、劣化診断等)
  • 既存建築物の耐震補強設計(新耐震設計基準まで性能を向上させる)
  • 既存建物の仕上げ材量、設備、機能の各寿命を総合的に判断し、施工技術も加味して利用形態を提案する
  • 用途変更における法的チェックと新しい付加価値を与え、魅力のある、持続可能な提案とする

甦りの建築のメリット

  • 建て替え新築に比べローコストで工期短縮も図れる
  • スクラップ廃材が少ないので、地球環境問題、省資源化に寄与する
  • 既存ストック建物を長寿命化することにより、工事費を削減し、地球環境問題、省資源化に寄与する
  • 外観と内部の空間構成がダイナミックに変化する
  • 施主側にとっては甦りの建築は新築と異なり、取得税がかからない
  • 各地方の建築文化、歴史を継承することができる
アイコン

維持保全計画の策定業務の提案

法的義務

維持保全に関する規定は、建築基準法で定められており、建築物の監理者または所有者はその建築物に関して、常時適法な状態にするよう義務づけられています。
皆様の所有管理する建物の維持保全はどうなっていますか。

ライフサイクルコストの視点の必要性

建築物のライフサイクルコスト(LCC)から見ると、建設費や設計監理費に比べ、修繕費、改修費、運用保全費等のランニングコストの方が圧倒的に大きいのです。中規模の事務所ビルの場合には、LCCの8割以上を建設後の運用時のコストが占めます。

✩ライフサイクルコストとは建築物の建設から運用、廃棄に至る一生涯にかかる費用を言います。
✩建築物の長寿命化を図り、LCCの縮減を図るためには計画的な修繕の実施が必要となります。
✩建物は竣工のその日から老朽化が始まります。

官庁施設の現状と課題

膨大になった官庁施設のストックは国家機関全体でランドマークタワービルの約230棟分あります。
今後の老朽施設が急激に増大して行くのは、民間も同様です。

既存建物の維持保全計画のメリット

  • 継続的なコンサルタントによりデータの精密化と継承が可能
  • 時系列保全計画を作成することで、長期的な年次計画が可能
  • 老朽化に伴う災害事前防止対策の強化、法的責任からの回避
  • 定期報告業務との一貫性が図られる
  • 国土交通省作成の保全計画策定指針にも適合する
  • 事前のライフサイクルコスト比較により、損益回帰点が明確にな
  • 各施設を一元監理するための基本データの作成

甦りの建築の提案例

公民館から開かれた
公園施設(レストハウス)へ

画像:公民館から開かれた
公園施設(レストハウス)へ

<特徴>

  • 隣接する公園との一体化
  • 付加価値のあるレストハウス
  • バリアフリー化
  • 行って見たくなる外観イメージ
  • 若者達の音楽発表等の場の充実

廃校になる
光庭形式の県立高校の甦り案

画像:廃校になる
光庭形式の県立高校の甦り案

<特徴>

  • 光庭方式の廃校を甦らせより開かれた博物館をネットワーク整備化する
  • 生涯学習機能の拡充強化
  • 新しい発想の元での普及拡充
  • 学習機会の広域化、体系化、総合化
  • 建築と展示の設計の同時進行
  • 地域環境を象徴する概観デザイン

県立深谷商業高等学校記念館・
改修方針策定

画像:県立深谷商業高等学校記念館・
改修方針策定

<建築概要>

県立深谷商業高等学校の木造校舎(現記念館)の現況劣化調査及び耐震診断を行い、大規模な 改修方針を策定しました。

「埼玉県庁の今後の在り方について
県民サービスの観点から県庁施設を見直す」

画像:「埼玉県庁の今後の在り方について
県民サービスの観点から県庁施設を見直す」

<県民サービスの観点から県庁施設を見直す>

歴史ある本庁舎の面影を-部lこ残しつつ、中庭を大々的に県民に開放。 滝か流れ県民の憩いの場となり、地方から見学に来た小学生達等で中庭空間か生き生きと生まれ変わる。 当然バリアの無い床は車椅子の通行も可能。ここのスペースではさまざまなイベントが行なわれる他、「県知事と県民との交流の場」として装置的な特徴かある。

背景画像

お問い合わせ

各種事業に関するご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

受付時間 平日10:00~16:00

048-861-2304